みなさんこんにちは。
半田市の産後骨盤矯正サロンMaruruの北原です。
先日30代の友達からLINEで「50肩になってしまって夜も眠れずに困っているので何かいい方法はないですか?」と問い合わせを受けました。
その人は関東在住で、すぐに当院に来てもらう事はできないのでセルフでできる対処法について夜寝る時の注意点や痛くない範囲のストレッチなどを伝えました。
後日、言われた通りにセルフケアと患部に負担をかけないような日常生活を心がけたことで痛みがほとんどないところまで回復したとの報告をしてくれました。
良かったです。
インターネットのおかげで世界中どこにいても情報が取れるようになりました。
誰とでも繋がれるようになったからこそ、今回のようなピンチの時にでも遠隔でサポートできるようになった事は本当にいい事だと思います。
では、なぜ肩が急に痛くなってしまったのか?
急に腰が痛くなる人と肩に出る人は何が違うのか?
今回はこの辺りのことについて書かせて頂きます。
そもそも肩関節とは何か?どこからどこまでが肩なのか?まずはここから書いていこう。
肩関節とは上腕骨の骨頭と肩甲骨の関節窩(くぼみ)にはまり込む構造になっている肩甲上腕関節のことを一般的には「肩」と呼びます。
また、鎖骨と肩甲骨で構成される肩鎖関節や胸骨と鎖骨で構成される胸鎖関節などの複数の関節が存在しています。
この複数の関節のおかげで肩は極めて自由度の高い可動域を獲得しています。
160kmもの速さでボールを投げたり、水中では推進力を発揮してくれます。
しかしながら広い可動域はメリットばかりではありません。
関節窩に対して骨頭が大きくなってしまったせいで、正常な位置にキープしておくために支持することを筋肉や靭帯などといった「軟部組織」に頼らざるを得なくなってしまったのです。
骨頭が小さいとパワーも出ませんし、前腕の重さに耐えれなくなってしまいます。
筋肉や靭帯、関節包と言った軟部組織たちはダメージを受けやすく加齢とともに脆くなっていきやすい性質を持っています。
マッサージや筋トレなどを行うことによって、固くなったり劣化してしまった組織を修復できる側面もあるのでご安心ください。
広範囲の可動域を持つ肩関節ですが、日常生活においてはさほど必要のない動きも多いのです。
猫背や反り腰といった姿勢のせいで肩が上手く動かせなくなったり、加齢とともに肩の動きが徐々に悪くなっていても日常生活を送る分には問題ない場合も多くみられます。
洗濯物を干すときに痛みが出たり、下着やエプロンをする時に痛みが少しだけ出るだけだから放置してしまう人が多く、そんな状態が礎となり50肩を形成していってしまうんですよ。
肩が痛くても日常生活を脅かすほどのダメージではないことが多い。
これがぎっくり腰との大きな違いです。
ぎっくり腰=急性腰痛とも言われますが、腰が痛くて起き上がれなくなってしまった経験はありますか?
私はあります。
これも姿勢が悪い状態が基盤になることが多いです。
力仕事や立ち仕事などで断続的に腰部にストレスが掛かり、ある瞬間に急に痛みが出てしまう。
発生機序は実に似ていますが、その違いは体幹の筋肉にあります。
主に腹筋があるかないか。使えているか使えていないか。
体幹の使い方によって腰痛になるか肩の痛みになるかが違ってきます。
つまり体幹の筋力さえしっかり使えていれさえすれば、肩こりも腰痛も怖くないという事になります。
Maruru整体院では整体をするだけではなく、一人一人のお体の状態に合わせて必要に応じたセルフケアの方法を伝えています。
肩が痛い方、慢性的に腰痛でお悩みの方。ぜひ一度お問合せください。
きっと力になれます。
よろしくお願いいたします。
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